
欧州のLLLリーダーたちは、地域にどんな影響を与えているでしょうか?
Future Areas Europeの共同ACLであるマリー バード(Mary Bird)とタニャルセヴァ(Tania Ruseva)。
多くのヨーロッパ諸国では、2022年1月まで週単位のCovid-19患者が増加しており、リーダーの士気は低くなっていました。LLLの対面の集いは、ほとんどの場所で許可されませんでした。多くの待望の集いがキャンセルされるか、オンラインで開催されました。リーダーたちは、今年もまたLLLの集いをZoomで行うことを覚悟していました。何人かのリーダーは、新しい母親や両親をサポートするために、FacebookやWhatsAppグループを立ち上げました。医療サービスがCovid-19の圧力にさらされる中、母乳育児のためのLLLコミュニティサポートがこれまで以上に重要になりました。
コソボで孤軍奮闘するリーダー、リナ・デミリは、息子の出産で疲れ果てていたとき、母乳育児に悩む他の新米ママ(医師)からの電話に返事しようというモチベーションを持てたことが自分にもよかったと書いています。大変な苦労もありましたが、成功した話です。リーダーの働きが、きっといい影響を与えます。
そして、2022年2月。
そして、2022年2月。ポーランドの2人のリーダー、ジュリタ(Julita Hypkiとカシア(Kasia Pawlaczyk)はたった1日で、ウクライナからの難民に母乳育児のサポートを提供することを決めました。LLLルーマニアのロクサナ( Roxana Dudus)とロネラ(Ionela Luciu)は、「ウクライナからたくさんの人が来ています。天候は良くありません、雪が降っていて寒いです。」と書いています。LLL リーダーたちは国境や受付センターでボランティアをしました。
ブルガリアのリーダーたちは、ポーランドのリーダーたちにならって、特にウクライナから逃れてきた難民の親たちのためにメールアドレスを開設しました。緊急時の母乳育児に関する記事をウェブサイトに掲載し、自動翻訳機能を使ってブルガリア語以外の言語で書かれたメールにも対応できるようにしました。
ロシアのリーダーたちは、緊急時の母乳育児に関する注意事項や、支援を受ける方法をソーシャルメディアに投稿しています。
私たちはロシアやウクライナのリーダー、そして彼らの家族のことも心配しました。リーダーの安否がわかるまで何日もかかることもありました。世界中のリーダーたちが親善のメッセージを送り、寄付をしてくれました。私たちはこの強い繋がりにとても感謝しています。この団結力が、本当の意味での変化をもたらしたのです。
緊急時の母乳育児に関する資料が緊急に必要でした。そのため、世界各地から協力の要請がありました。多くのリーダーやボランティアが翻訳を手伝ってくれました。LLLI理事のエレン・マティア(Ellen Mateer)は、昼夜を問わず翻訳を整理し、LLLIのウェブサイトにアップロードしました。海外在住のウクライナ人リーダーと退職したウクライナ人リーダーは、時間と労力を割いて、翻訳、編集を行い、緊急事態にある家族が利用できるような資料をまとめる手伝いをしてくれました。
スキンシップ、カップフィーディング、母乳供給の増加、授乳に関するこれらの資料は、何千回も共有され、ダウンロードされています。世界中の医療機関が、これらのリソースを利用して、ウクライナの避難民の家族に母乳育児支援を行っています。緊急事態における授乳に関するさまざまな問題に対処する、簡潔で短いテキストのミームは、より広範な資料にリンクされており、多くの言語に翻訳され、世界中の多くのLLL団体によって広く配布されました。このミームは、困っている家庭やそれを支援する人々が、より簡単にリソースを見つけるのに役立っています。
LLLリーダーとして、私たちは常に世界を正すことはできませんが、LLLを通して、母乳育児をしている家族の生活に違いをもたらすことを通して時に世界を変えることができます。